限りある資源から必要なものを無駄なくかつ安全に創る

元素固有の特性を利用した高効率な有機合成法の開発

 「有機合成化学」は分子の世界における“ものづくり”のことを意味し、医薬や農薬、高分子、材料など多くの分野にわたって重要な役割を担ってきました。21世紀の有機合成は、資源の枯渇や環境保全、人体への影響などさまざまな問題が採り上げられている中で、「限りある資源から必要なものを無駄なくかつ安全に創る」という知的な“ものづくり”の手法の開発に焦点が当てられています。
 本研究グループでは、元素固有の特性を調査し、それを利用した高効率な有機合成法(物質変換法)の開発を目的として研究を行っています。周期表にはたくさんの元素があり、それぞれ個性あふれる性質を持っています。これらの元素特性をうまく組み合わせることによって“新しい合成試薬”や“新しい触媒”の設計・開発を行うとともに、シンプルかつ汎用性の高い有機合成反応の開発を目指しています。さらに、得られた成果をもとに高度な機能を有する有機分子(新しい電子系)の創出を目指しています。

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